OpenCartは定期的に新しいバージョンをリリースします。バグ修正や新機能の利用のために、新しいバージョンがリリースされるごとにアップデートすることをお勧めします。新バージョンが出るたびにアップデートするのは面倒なようにも思えますが、長期的に見れば、行う価値のある行為です。アップデートを避けるには、OpenCartのコア部分を変更しないようなモジュールやテーマを使用するか、vQmodを使用する方法があります。
このドキュメントでは、バージョンから1.4.xから最新バージョンへのアップグレード方法を説明します。1.4.xより前のバージョンはもう使用できませんので、このドキュメントでは説明しません。
古いバージョンで構築されているストアの場合は、使っているWEBサーバが技術的に必要な要件を満たしているか、確認する必要があります。OpenCart 1.5.5.x の最新版の要件については、「技術要件」のページを参照してください。
現在1.4.x バージョンを使用していて、最新のバージョンにアップデートする場合は、下記のOpenCartフォーラムにあるスクリプトをダウンロードする必要があります。http://forum.opencart.com/viewtopic.php?f=2&t=50292.
バージョン1.5.xから最新バージョンへのアップデートは、1.4.xからのアップデートよりもシンプルです。最新版を入手するには、OpenCartのダウンロードのページを参照してください。
最新版はリストの一番上の行に表示されます。"Download"をクリックしてZIPファイルを保存します。ZIPファイルを展開し、後で使いやすい場所に移動しておきます。
次のステップは、OpenCartの最新版のファイルをFTPクライアントを使ってサーバにアップロードします。アップロードすると、既存のファイルは上書きされます。アップロードの前にストア用のルートディレクトリをZIPで圧縮して手元のコンピュータへ保管しておくのはいい考えです。また、まだ読んでいなければ、「バックアップ/リストア」のページを参照して、ストアのデータベース用のSQLファイルを保存しておきましょう。
ストアに関するファイルをバックアップしたら、最新版のOpenCartをFTPクライアントを使ってサーバにアップロードします。Filezillaを使ってファイルをアップロードする方法は、「インストール」のページを参照してください。アップロードするファイルから除外する必要があるファイルが2つあります。"upload/config.php" と "upload/admin/config.php "です。
最新版にバージョンアップするための、もっとも簡単な方法は、ローカル側にある上記の2ファイル以外のファイルを削除してから、アップロードする方法です。この方法では、config.phpファイルを誤って上書きアップロードしてしまう恐れがなく、ファイルをすべて選んでアップロードすることができます。
下記のスクリーンショットでは、ストアは"public_html/update"にあります。そのため、"upload"フォルダにあるすべてのファイルを選択してアップロードします。"upload"フォルダの中のフォルダ階層を考えなくても大丈夫です。既存のファイルは新しいバージョンで上書きするため、「上書きしますか?」のようにFTPクライアントに訊ねられた場合は場合は「はい」を選んでください。
FTPクライアントを使ってすべてのファイルをアップロードし終えたら、管理者は再度インストールページを開く必要があります。インストールページは、ストアのURLに「/install」を付けた場所にあります。例えば、www.mystore.com/install です。以下のスクリーンショットでは、ファイルをアップロードし終えた後の、インストールページを使ったアップグレードの方法を示します。
アップグレードが成功すると、下記のアップグレード成功ページが表示されます。この後はinstallディレクトを削除しておいてください。
アップグレードが成功した後、管理者には、もう少しやるべき事が残っています。
管理者の設定をただしく行った後は、通常のサイト運営に必要なことを行います。今でなくても、アップデートによる新機能や改善されたツールを使用することができます。